セリエA ラツィオ

ユーベ、ラツィオに敗戦で7連覇に黄色信号。ナポリはローマを下し早くも独走態勢か

 ユベントス対ラツィオ、ローマ対ナポリ、ミラン対インテルなど、ビッグマッチが目白押しとなっている今週末のセリエAが大きな展開を見せている。

 セリエ第8節、ユベントス対ラツィオがユベントスホームで15日に行われた。ラツィオがリーグ戦で25試合ユベントスに勝ちがないことからユベントス優勢とみられていたが、イタリア代表FWチーロ・インモービレの2ゴールや、アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラのPK失敗などでラツィオが2-1で勝利した。

 同日に行われたもう一つのビッグマッチ、ローマ対ナポリではイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェのゴールでナポリがローマを1-0で下している。この2試合の試合結果でセリエAの上位争いが大きく展開した。

 勝ち点21で単独首位だったナポリは勝ち点を24に伸ばし単独首位を維持した。勝ち点19で2位につけていたユベントスとは5ポイントの勝ち点差がついている。ラツィオもユベントスに勝利したこと勝ち点が19に、これで試合未消化のインテルを含め3チームが勝ち点19で並ぶこととなった。2位争いが混戦になったといっていいだろう。逆に、ナポリは首位独走態勢に入りかけている。

 日本時間16日の未明にはミランとインテルのミラノダービーが行われる。勝ち点19のインテルはナポリの背中を捉え続けるためにも絶対に負けられないだろう。また、勝ち点12と上位争いから1歩後退しているミランにとっても上位争いに食いつくために負けられない試合となるだろう。ミラノダービーの結果がセリエAの順位争いに大きな影響を与えそうだ。