Jリーグ 北海道コンサドーレ札幌

ジェイ・ボスロイドが語る日本サッカー。フットボールの母国からやってきた男がJ文化と日本人のコミュニケーションスタイルについて語り尽くす【独占インタビュー】

キングカズとの会話

札幌で活躍するジェイ・ボスロイド 写真提供:Getty Images

―― あと何年プレーを続けていくとお考えですか?

JB:キング・カズと話をして「体に何をすればそんなコンディションを維持できるのか、少しコツを教えてほしい。僕も同じように長くプレーしたいからね」と頼んだことがあった。彼の答えは、「進み続けることができるのは良いプレーをしたいという意志と、サッカーへの愛情を持っているおかげだ。だからこそ体をケアすることもできる」というものだった。そう聞いて嬉しかったよ。僕も同じように感じているからね。サッカーのことが大好きで、どの試合も全て大事なんだ。練習の中でゲームをする時でさえも、プレーしたい、ゴールを決めたい、勝ちたいと思っている。

―― つまり、50歳までプレーするつもりだと?

JB:(笑)。それは分からないけどね。カズの記録を破るのは不可能かもしれない…。彼は今もプレーしているだけでなく、活躍してゴールも決めている。今の時代なら、自分自身をケアしてモチベーションを持つやり方さえ知っていれば、年齢の影響は比較的小さなものでしかない。イブラヒモビッチやデフォーを見てみればいい。Jリーグでも、シンジは今でもトップレベルの選手だし、稲本や俊輔も…。現代の女性が30代後半や、40代でも子供を産んでいるのと似たようなものだ。2、30年前には考えられなかったことだよ。

―― それではインタビューの最後に、個人的な嬉しい発表をお伝えいただけますか…?

JB:もちろん。2016年はつらい一年になったが、妻は今妊娠していて経過は順調だ。9月15日に男の子が生まれる予定なんだ。僕らの初めての子供になるから、天にも昇る心地だよ。息子と一緒にサッカーをする日が待ち遠しいね!

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