ラ・リーガ レアル・マドリード

たった3ヶ月以内で4つのトロフィー。レアルの“歴史的強さ”を西紙が解説

 たった3ヶ月以内でリーガ・エスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、UEFAスーパーカップ、スーペルコパ・デ・エスパーニャと4つのタイトルを獲得したレアル・マドリード。その強さを18日にスペイン『マルカ』が伝えている。

 1902年(日本では日露戦争のころ)に創設されたレアル・マドリードは、年をまたがずに4つのトロフィーを世界レベルの対戦相手から奪った唯一のクラブであり、今年には欧州王者として参戦するクラブワールドカップもある為、5つ目も獲得可能な状況にある。

 まず始めは、長く厳しいシーズンを前年王者のバルセロナを抑えて勝ち抜き、リーガ・エスパニョーラのタイトルを獲得。次に、ユベントスをチャンピオンズリーグ決勝で4-1と粉砕し史上初の連覇と共に2つ目のタイトルを獲得。そして、モウリーニョ監督率いるヨーロッパリーグ王者のマンチェスター・ユナイテッドとのUEFAスーパーカップに勝利し3つ目のトロフィーを獲得。最後に、先日行われたスーペルコパ・デ・エスパーニャにおいてバルセロナを合計スコア5-1と粉砕。4つ目のタイトルを手にした。

 マドリードの強さは対戦相手のコメントからも分かる。UEFAスーパーカップ後にはモウリーニョ監督が「マドリードのクオリティによって試合を支配された。選手はとても良いプレーしていた」と語った。そしてスーペルコパ・デ・エスパーニャの後には極度のマドリード嫌いで有名なピケが「9年間目にして初めてマドリードに劣っていると感じた」とコメントしたほどだった。

 さらに、エースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだけではなく、彼を含めて6人の選手がチャンピオンズリーグのベストイレブンに選出されている。

 今季は昨シーズン逃した国王杯のタイトルを奪還すべく、獲得可能な6つのタイトルを全て取りに行くはずだ。今シーズンも欧州王者のプレーから目を離すことはできない。