アジア Jリーグ

ポドルスキだけじゃない。Jに新風吹き込むニューフェイスたちが熱い

 マルセロ・トスカーノは大宮ユニフォームに身を包んでの初戦、結果的には敗北によって影が薄れたものの同点ゴールを決めており、チームの資産となることを示した。移籍前の済州ユナイテッドでの良いコンディションを保っている。軽いけり込みによるゴールではあったが、同チームはゴールを積み重ねるという難しい課題の中、FW江坂任の助けになる選手を大いに必要としていた。

 ガンバ大阪の新ストライカーもまた、華々しくJリーグでのスタートを切った。ファン・ウィジョである。1得点を決めて今シーズン不十分なG大阪の攻撃力に力を加え、最大のライバルであるセレッソ大阪に対しての逆転勝ちに貢献した。Kリーグチャレンジ(韓国2部リーグ)の城南FCを去り、再び韓国代表チームでのチャンスを狙う24歳の同選手にとって自信となった。同じく韓国代表を設定しているキム・ボギョンは、C大阪と松本山雅に所属歴があり、現在は柏レイソルの最新補強選手だ。先週末はピッチ上で1時間半もの良い仕事をした。

 さらに北ではコンサドーレ札幌が、2選手との新たな契約により前途有望な形となりJ1残留の期待値を上げている。ジェイ・ボスロイドはすでによく知られたイングランド出身の選手であるが、過去6ヶ月間所属クラブがなかったにも関わらず信頼できる得点者であり続けるようだ。彼が黒と赤のユニフォームをまとった最初の27分、浦和レッズを相手にした試合終了間際に勝利のゴールを決めた。また、タイ出身の素晴らしい才能であるチャナティップ・ソングラシンもデビューしている。63分間ピッチに上がっていたが、彼にとってこれまでよりハイレベルな環境でのプレーにも臆する様子は見られなかった。Jリーグにおける東南アジア出身の成功選手となることも期待できる。

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