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大迫勇也、ブンデスの点取り屋へ成長できるか。二桁得点へ邁進するストライカーの現在地を大迫の元通訳が分析

2017.07.28 | 6:03

Keiske

オピニオン

大迫勇也、ブンデスの点取り屋へ成長できるか

大迫勇也、ブンデスの点取り屋へ成長できるか 写真提供:Getty Images

著者:キム・デンプフリング
ドイツ誌『キッカー』オンライン版の編集者。日本語を勉強していたこともあり、大阪で1年間の留学、徳島で1年間の仕事を経験している。スポーツ報知などの日本メディア向けのブンデスリーガの特派員としての経験を経て、日本代表FW乾貴士(アイントラハト・フランクフルト所属時)や大迫勇也(1860ミュンヘン所属時)といった選手の通訳としても活躍した。

 昨シーズン、ブンデスリーガで大きな一歩を踏み出すことに成功した選手を挙げるとするならば、それは間違いなく、大迫勇也である。ケルンの攻撃陣をリードするアントニー・モデストの後ろでプレーではあったが、大迫はチームのヨーロッパリーグ出場権獲得に貢献した。ケルンはリーグ戦を5位で終え、モデストは25得点と4アシストを記録している。この記録は7得点8アシストでドイツ移籍後の最高のシーズンを過ごした大迫とのコンビネーションがなければ、成し得ることができなかったものであろう。

 ケルンにとって残念なのは、多くのトラブルはあったものの、結果的に7月中旬にトップスコアラーのモデストを天津権健に移籍金3000万ユーロ(約38億円)で放出することになってしまったことだ。モデスト退団は大迫にとっては良くも悪くもある。大迫は最高のパートナーを失ったという見方も出来るが、同時に彼自身がケルンの攻撃の中心となる可能性もある。ケルンでの3シーズン目となった昨シーズンは30試合に出場し、2シーズン目と同様に彼が苦しむだろうと思っていたペーター・シュテーガー監督の予想を良い意味で裏切った。「また違うタイプのストライカー」だと大迫の器用さをシュテーガー監督は評価している。

 ケルンの攻撃の中心となる2つもしくは3つのポジションを争うことになる大迫のライバルは、中盤でのプレーも可能なシモン・ツォラー、アルチョムス・ルドニェフス、セラー・ギルシ、ジョン・コルドバとなっている。中でもコルドバは武藤嘉紀のマインツから約1600万ユーロ(約21億円)でこの夏に加入した選手であり、モデストが務めていた最前線のポジションを埋めるであろうと考えられている。しかしながら、ルドニェフスもテストマッチで数ゴールを記録しており、同ポジションに名乗りを上げている選手である。

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