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本田、ベッカム、フィーゴ…サッカー史上、最も“高価な”ゼロ円移籍10選

4位:ジョー・コール(2100万ユーロ)

リバプールのジョー・コール 写真提供:Getty Images

名前:ジョー・コール
クラブ:チェルシー⇒リバプール
市場価格(移籍当時):2100万ユーロ(約27億円)
年齢(移籍当時):28歳
加入日:2010年7月19日

 ウェストハムの2部降格を受けて2003年夏、チェルシーに加入して主力として活躍していたジョー・コールは契約延長交渉の際に年俸の増額を要求したもののクラブが却下。トッテナムが獲得オファーを提示していたものの同じロンドンのライバルクラブ移籍を嫌い、結局2010年夏にフリーでリバプール加入が決定。しかしリバプール加入後は度重なる負傷に苦しんだほか、チーム戦術にフィットせず、翌シーズンにはリールへレンタル移籍。そのリールでのレンタル期間を終えてリバプールに復帰した2012/2013シーズンは公式戦出場わずか10試合と構想外扱いを受け、翌シーズンに古巣ウェストハム復帰を果たしている。

3位:サミュエル・エトオ(2200万ユーロ)

チェルシーのサミュエル・エトオ 写真提供:Getty Images

名前:サミュエル・エトオ
クラブ:アンジ・マハチカラ⇒チェルシー
市場価格(移籍当時):2200万ユーロ(約28億円)
年齢(移籍当時):32歳
加入日:2013年8月29日

 インテル在籍時の2009/2010シーズンにモウリーニョ監督とともに3冠達成を成し遂げたエトオは、2011年夏に2000万ユーロという高額年俸を提示したロシア1部のアンジ・マハチカラへ加入。しかし2013年にアンジが主力選手を放出する方針を決め、エトオも放出の対象になる。これを受けて2013年夏のセリエA復帰が噂されていたが、ストライカー確保が急務となっていたチェルシーが移籍市場閉鎖直前での獲得を決めている。この時エトオは師弟関係にあるモウリーニョ監督の再会を喜ぶコメントを口にしている。

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