ラ・リーガ ブンデスリーガ

本田、ベッカム、フィーゴ…サッカー史上、最も“高価な”ゼロ円移籍10選

6位:ミヒャエル・バラック(2000万ユーロ)

レバークーゼンに加入したミヒャエル・バラック 写真提供:Getty Images

名前:ミヒャエル・バラック
クラブ:チェルシー⇒レバークーゼン
市場価格(移籍当時):2000万ユーロ(約25億円)
年齢(移籍当時):33歳
加入日:2010年7月1日

 2006年夏に加入したチェルシーで2009/2010シーズンのプレミア制覇のほか、2度のFA杯制覇に貢献していたバラックは、2010年5月のFA杯決勝で右足首のじん帯を負傷し、ワールドカップ南アフリカ大会欠場を余儀なくされる。そのキャリア晩年を迎えていたバラックは2010年夏に、1999年から2002年まで3シーズン過ごした古巣レバークーゼン復帰を果たす。しかし、レバークーゼン復帰初年度のブンデスリーガ第3節で左足の脛骨を骨折し翌年1月長期離脱を強いられる。2年契約の最終年となった2011/2012シーズンも、シーズン後半に筋肉系の怪我に悩まされてコンディション回復に苦しんだほかクラブ幹部との対立も表面化し、結局このシーズン終了後に現役引退を発表している。

5位:ルイス・フィーゴ(2000万ユーロ)

インテルのルイス・フィーゴ 写真提供:Getty Images

名前:ルイス・フィーゴ
クラブ:レアル・マドリード⇒インテル
市場価格(移籍当時):2000万ユーロ(約25億円)
年齢(移籍当時):32歳
加入日:2005年7月1日

 2000年夏にバルセロナからマドリードへの「禁断の移籍」を果たし、話題を呼んでいたフィーゴは、2001年のバロンドールを受賞や2001/2002シーズンのCL制覇など、当時の銀河系軍団の一員として華々しいキャリアを過ごしていた。しかし、2004/2005シーズン終盤に当時のバンデルレイ・ルシェンブルゴ監督との確執が表面化。シーズン終了とともにフリーでインテルへの加入を果たす。そのインテルではスクデット獲得に大きく貢献。現役最終年となった2008/2009シーズンは出場時間こそ少なかったもののジョゼ・モウリーニョ監督に重宝され、2009年の現役引退後も幹部としてインテルに残っている。

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