柏は黄金時代の残響を超えられるか
著者: ショーン・キャロル
柏レイソルは、今季J1リーグが開幕すると、最初の6試合中4試合に敗北してスタートした。当初彼らにとっての2017年は長いシーズンになると思われた。しかし4月16日にヴィッセル神戸とのアウェイ試合で2-1の勝利を収めると、口火を切ったように8連勝10試合負けなしの走行を繰り広げる。その記録は止められたばかりで、7月2日(日)日立柏サッカー場で行われた熱戦は3-2で鹿島アントラーズの勝利となった。
下平隆宏監督率いる柏は、鹿島戦でもこれまで同様に素晴らしい戦いを披露した。GK中村航輔の珍しい2つのミスがなければ、簡単にさらなる勝ち点3を加えてシーズン中間点でトップに位置していただろう。代わりに、まずはセレッソ大阪が彼らを追い抜いた。そして鹿島が5日(水)に行われた試合でガンバ大阪を1-0で下してトップに出る。柏は現在3位となった。
J1リーグ過去2シーズンでは2ステージ制が採用されており、17試合後にトップであることにはメリットがあった。しかし1ステージ制に戻った今年は、そのことはさほど重要ではない。今から5ヶ月後にどれだけ勝ち点を獲得しているかにかかっている。
鹿島戦での敗北後、柏のDF小池龍太は「昨年のチャンピオンが相手だったので、ここでは僕たちは挑戦者でしたが、良い試合をしたというだけでは満足できません」と話した。
「結果的に僕たちは試合に負けました。それがチームの力の差に結びついていると思います。同点になった後、勝ちを取りに行ったのは相手チームでした。チャンスはあったと思いますが、それを生かせませんでした。試合を決めたり、試合を守る力を伸ばすことができなければ、攻撃陣も守備陣も、タイトルはかなり遠いのではないかと思います」
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