セリエA ミラン

中国資本で目覚めた名門ミラン。今夏の大型補強まとめと今後の展開を紹介

補強5号:ファビオ・ボリーニ

ファビオ・ボリーニ 写真提供:acmilan.com

前所属:サンダーランド
移籍金:600万ユーロ(約8億円)※買取オプション付きレンタル移籍
昨季成績:公式戦26試合出場2ゴール

 ビッグディールとは異なる意味でサプライズとなったのがファビオ・ボリーニの獲得だろう。2012年にローマからリバプールに移籍して以来、5年ぶりのイタリア復帰となった。

 近年は停滞気味にあるボリーニのキャリアだが、前線からインサイドハーフまで幅広いポジションで起用できるバックアッパーとしてモンテッラ監督が評価しているとのこと。26歳を迎えた早熟の天才はミランでの復活に飢えている。

補強6号:ハカン・チャルハノール

ハカン・チャルハノール 写真提供:acmilan.com

前所属:レバークーゼン
移籍金:2500万ユーロ(約32億円)見込み
昨季成績:公式戦22試合出場7ゴール

 ハカン・チャルハノール移籍で、ミランは再び電光石火の早業で移籍市場を沸かせてみせた。6月26日に突如として個人合意の報道が流れると、7月2日にはメディカルチェックを実施。FKの魔術師と呼ばれる23歳のトルコ代表を射止めた。

 現在、チャルハノールは今季のミランの背番号10番を背負う可能性が最も高い選手とみられている。2列目とインサイドハーフでプレーできることからモンテッラ監督の意向にもマッチしており、新チームの軸としての活躍が期待されている。

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